ファッション業界の担い手を養成するのがこの分野の高等専修学校で、それぞれ特色ある教育を行っています。このうち、後期中等教育機関としての性格を強く打ち出した3年制の学校が多くなっています。 服飾・家政の高等専修学校における学科は洋裁・和裁・編物手芸と、総合教科を主とする家政に大別できます。修業年限に応じて、ファッションビジネス学科を組み合わせるケースも見られます。 授業時間数はいずれも年間で945時間から1,250時間となっています。
検定として次の技術検定が実施され、毎年多くの人が受験しています。 〈(財)日本ファッション教育振興協会主催〉 洋裁技術検定/ファッションビジネス能力検定/パターンメーキング技術検定
各学校とも卒業後の進路指導には力を入れており、親身になって進路相談に応じています。進路としては就職のほかに、3年課程の修了者は専門学校に進むことができ、また大学入学資格付与指定校では大学・短大へ進学する道も開けています。 服飾関係の就職分野としては、次のような業種があげられます。 繊維会社、糸商社、アパレルメーカー、小売業、デパート、専門店、呉服店、服飾材料店、スーパー、クチュール(洋裁店)、ブティック、出版・報道、広告、学校(教育機関)、一般企業、自営(家庭裁縫など)