昼間部1年、夜間部1年半の課程のほか、3年制の課程も設けられています。教科科目と授業時間は次のようになっています。
調理師学校を卒業すれば、調理師免許が与えられます。さらに調理師の上級者に対して、調理技能審査制度が設けられていて、試験合格者には厚生労働大臣から「専門調理師」、「調理技能士」の称号を同時に与えられます。これには学科と実技の試験がありますが、調理師学校卒業者で、在学中に行われた技術考査に合格した者については学科試験が免除されます。また、受験資格として、調理師学校卒業者は6年の実務経験で受験できます(一般の人は免許取得後、実務経験を8年以上必要とし、学科と実技試験をともに受験)。
資格を取得してからホテル・レストラン・割烹料亭・旅館などや学校・官庁・病院などの集団給食施設に就職します。3年課程の修了者は専門学校に進むことができ、また大学入学資格付与指定校では大学・短大に進学する道も開けています。
製菓衛生士の資格は、お菓子やパンの製造に従事する者のレベルアップを図り、公衆衛生の向上と増進に寄与するために設けられたものです。厚生労働大臣の指定校を卒業後、試験を受けることにより資格が得られます。 製菓学校の修業年数は1年以上とされ、カリキュラムは厚生労働省令で次のように定められています。
厚生労働大臣の指定校で定められた課程を修了すると、製菓衛生士の受験資格が与えられます。試験は各都道府県で実施され、今までに学校を卒業した人はほぼ全員に近い合格率を示しています(学校卒業以外に、実務経験によっても受験資格が得られます)。
卒業後は有名菓子店が好条件で迎えてくれます。この業界は、技術本位であり、開業資金が比較的少額であること、将来性が高いことなどから独立志向の若者に人気を呼んでいます。 なお、ほとんどが立ち仕事のため、体力に自信がない人は一考を要します。
修業年限は2年以上です。理容師・美容師養成施設の入学資格は高卒以上ですが、厚生労働省令の要件に該当する中学校卒業者も入学できます。
学校卒業時に、理容師・美容師国家試験が受験できます。合格すると厚生労働大臣免許が与えられます。
理容学校卒業者は理容店に、美容学校卒業者は美容室に就職します。理容師が唯一美容師と異なるのはシェービングができることですが、最近はユニセックスサロンが増え、その垣根は低くなってきています。 3年制高等専修学校の学校で大学入学資格指定校になっている学校は、専門学校・短大・大学へも進学する道が開かれています。